ACCESSによるシステム開発とは

「システム開発」というのは早い話ソフトを作ることを言います。(広義ではちがうのですが・・)
「市販のソフトについて」のところで紹介したように、「会計」や「販売管理」というのは、一般の小売店や卸屋さんの事務作業で十分使っていけるものです。(特に会計ソフトは特殊法人さん、宗教法人さん以外ではほとんど大丈夫ですが)

でもそのソフトではどうしても不十分だという商売屋さんも結構あります。
それと、「顧客管理」です。顧客管理はそのお客さんの情報を管理するだけでなく、過去の購買データとかから営業活動へと繋げて行く役目もするので、当然「販売管理」と結びついたものになるのですが、これも、業界によって変わることが多く、市販されているソフトでは対応できないことが多いのです。

市販ソフトは「非常に安くて使いやすい(中には使いにくいのもありますが)」という利点がありますが、反面自分が使いやすいように変更が出来ないという欠点もあります。(伝票の形とかの変更はできるソフトもありますが、大きな処理の変更はできないのです)

そこで、そういうお店向けに「じゃあ、使えるものを作りましょう」といってソフトを作るのがここでいう「システム開発」という仕事でなのです。

作りこんでいく分、価格も市販ソフトより若干高くなりますがそれ以上の効果を出すことが出来ればそのための投資は無駄にはなりません。
ただ、高いといっても当社の場合、他社と比べて比較的安い値段で作っています。

「顧客管理システム」の開発には「ACCESS」というデータベースソフトを使っています。

理由も一応ありまして・・

1.安い ・・Oracle・SQLサーバー等に比べて安い

2.プログラミングも可能・・・・ACCESSにはVBAというVB(VisualBasicというプログラミング言語)もどきの言語がついていますのでそれを使って自由にほぼ何でも作ることができます。

3.帳票類の作成が簡単・・・実はACCESSを使っていてこれが一番の理由かもしれません。とにかく帳票が簡単にきれいにできます。VBとかですと、非常に大変ですし、修正も面倒くさいのです。

それに納品後、追加・修正があるのもこの「帳票類」なので、費用ををかけずにお客さんの要望にこたえることができます。(一つの帳票を追加するのに数万円とられたんではちょっと・・ですね)
これらがACCESSを使う理由です。

「LAN(ネットワーク)環境で使えない」と言われていますが、サーバーを導入し、「リモートデスクトップ」機能を使えば2台まで、「ターミナルサーバー」機能ですと5台くらいまでは問題ありません。
そこまでいかなくても、1台は入力・編集・印刷用、もう1台は画面での確認や印刷するだけでいいという場合はネットワーク環境下であれば普通にできます。

また、最近ではシステム納品後お客さんが「ACCESSの使い方を教えてほしい」とよく言ってこられます。
そういう中でACCESSを覚えながらシステムを使って頂くと、データの思わぬ形での有効利用が見つかります。

また、当社の場合事務の効率化」だけでなく「売上向上に結びつく」ためのシステム作り をしています。
これはお客さんがお持ちの営業上のノウハウをシステムの中に組み入れます。ですので、極端にいえばお店ごとに異なったシステムができてしまう可能性もあります。

ですがそれがお客さんにとってベストであればそれを選択して頂きますし、なにより私自身がシステムとともにお店も繁盛していく様子をお客さんと見れるのはうれしいものなんですね。

「システム」は納品して終わりではありません。日々の業務の一部として回りだして初めてその役割を果たすことができるのです。

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